×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

特集@上高地線の廃線跡を訪ねる・前篇



上高地線には廃止となった区間があります。現在の新島々の先、島々という駅までの1.3qがそれで、1983年の災害に伴い休止、1985年に廃止となりました。
今回はその1.3qになるべく沿って歩いてみたいと思います。廃止から30年近く,果たして当時を偲べるようなものは残っているのでしょうか。

島々駅跡より廃線跡探索を開始。駅は島々と名乗っていましたが、集落名は前淵。松本電鉄のバス停もそう名乗っています。実際の島々の集落はここから2q西にあります。(松本市安曇支所周辺)

さて,在りし日の島々駅は1面2線の島式ホームと駅舎方に側線を有するものでした。一見すると現在の国道158号線上にその全てがあったように思われます。しかし現在の国道は廃止後に付け替え,拡張されたもので丁度センターライン付近まで山肌が迫っていたと思われます。ホームは歩道付近にあったのではないでしょうか。

駅舎及び駅前広場跡地は現在も松本電鉄の所有となっています。夏期ともなればここに上高地や乗鞍に向かうバスが停められているのですが,シーズンオフともなればがらんと開けたただの空地です。幸いにしてここにあった旧島々駅舎は新島々駅前に移築されています。


国道158号線から一段高くなっている場所が廃線跡です。

 

築堤上。使われなくなった木柱が数本立っていますが,
当時の架線柱であるかどうかは定かではありません。



廃止後30年近く経った築堤上には低木が生えています。
写真が撮れた箇所はまだ良い方で,人類の進入を拒むかのような鬱蒼とした茂みも散見されます。


1983年の台風18号の際に土砂崩れを起こした現場付近の様子です。
築堤がまるっきり無くなっています。土砂が撤去された跡にはビニールハウス群が並んでいます。幅は100m.弱でしょうか,これだけの規模の災害ですから,松本電鉄が復旧を断念したのも無理ありません。


土砂崩れ現場の先では大小の木々が繁茂しており,進入するに少々躊躇うところです。しかし思い切って入ってみると,当時の石垣のほか,架線柱と思われる木柱(画像中央)の存在が確認できました。


特集@上高地線の廃線跡を訪ねる・後編


特集目次